製造の現場から「金仏壇編」

仏壇づくりは天職。


製造部主任

桑原弘明


キャッチ

兄弟のいない私は甘やかされて育ったもので、ひとりでプラモデルもつくれない子供だったんですよ(笑)。もともと指先は器用なほうではないと思います。そんな私が入社して、最初に木地の研磨の仕事をさせてもらった時に、突如“ものづくり”に目覚めたのだから不思議です。「もしかするとこれが自分の天職かもしれない」と思いました。同じ“ものづくり”でも、ベルトコンベアで品物が流れてくるような工場だったらそうは思わなかったでしょう。お仏壇づくりという仕事は、日々変化があって、一日として同じ仕事はないんです。1年目なら1年目なりに、10年目なら10年目の人間なりに、自分の最高の技能を表現できる場があります。私は今16年目ですが、学べば学ぶほど深くなって、職人の世界は底がないですね。これからもの手を伸ばし、足を伸ばし、新しい技術の習得に精進していきたいと思います。

 

 

Column

キャッチ

桑原弘明は、2001年「広島伝承技術振興センター」より、箔押しの技術において「優良技術者」の認定を受けました。「喜びと同時に“伝統技術を守っていかなければならない”という責任を感じています」という彼は、今も半年に1度は、この道60、70年というベテランの職人さんのもとを訪ね、技能の修得に励んでいます。「私には、まだまだ雲の上のような存在ですが、目標があるのとないのとでは、仕事への取り組み方も違ってきます。一歩でもいいですから、大先輩に近づきたいですね」と彼は抱負を語ります

 

 


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